僕の脳裏と電子日記

文章にしたくなった事を残す場として此処を設けました。

投影

はじめまして。僕はkleinschevierergruppeと言います。周りからは頭文字を取ってKと呼ばれていて、実際僕の本名の頭文字もKであります。(そもそもKと言うあだ名は元々本名から取ってきたものであるのでこれは自明ですが。)職業は大学生で、毎日大阪の家から京都大学まで理学を学びに行っています。将来何になるかはまだ決まっていませんが、今のところ一番の夢は、エウロパをボーリング調査して地球外生命を見つけることです。

さて、僕には今、主に趣味が3つあります。kleinschevierergruppeと言う名前を見て気付いた方は居るかもしれませんが、僕の1つ目の趣味は数学です。(数学を趣味として捉える人間は少なそうですが。)実は、この長ったらしい謎のラテン文字の羅列はある数学用語のドイツ語表記でして、響きのカッコ良さと頭文字の一致と言う2つの小さな理由で名前として使っている次第であります。
2つ目の趣味は音楽です。僕自身ギターをやっていて、演奏をする事も好きですし、食わず嫌いを好まないので大体どんなジャンルでも聞きます。ちなみにこの記事を書く数十分前にヘッドフォンを失くしたことに気づいて萎えています。
3つ目の趣味は写真撮影です。が、これに関しては趣味と言えるのか少し怪しい節があります。決してネガティブな意味ではありません。ただ自分の中で写真撮影が趣味の範疇から生活の一部へと飛び出してきそうな心地がしているのです。

僕はよく自分の撮った写真に何らかの日本語を添えます。ある時は2単語や1単語のタイトルのようなものを、またある時は2000字ほどの長文を。その時の気分によって長短様々な文章を添えます。良いと思える作品には必ず添えるようにしています。
その中の一つを紹介します。
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投影

僕はこの撮影会の2日前、3月25日にあるアーティストのライブに行っていました。僕が2日間着ていたパーカーをデザインしたアーティストです。
僕はそのライブに強い刺激を受けました。
そのアーティストはライブ以外で顔を公開しておらず、実際ライブで見た感じでも、至って普通の男性と言った感じでした。
刺激の根源はその風体の真逆を行くような激しい映像表現でした。
まるでその人の思想、思考、記憶、感情、、、人生がまるごと外に吹き出して来るような映像表現、そこに重なる彼の魂の歌声。その人の人生が、全身全霊が僕の目の前で4D映画に映されているような心地がしました。僕はそれに心をめった刺しにされました。
これが彼の彼なりのアウトプット、表出だ。人生の投影だ。そう僕は深く感じました。そして同時に、人の本当の姿はアウトプットを通じて感じる事が出来るとも感じました。
きっと僕自身にも同じ事が言えると思います。
僕が自分を投影出来るのは今日昨日のようにカメラを持っているときか、こうしてたらたらと文章を書いているときだけです。だからこうして長い文章を書いているのです。
手前の眼鏡は僕の象徴です。
向く先は暗く何も見えないが、僕の後ろ側、脳裏にはきらびやかな神戸の街のような想像があります。
この写真にこの文章を添えて、映し出された僕を見て欲しいなと思っています。
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これはこのブログのアイコンにもなっている眼鏡の写真に添えた文章です。

文章を書くという行為は紛れもなくアウトプットの行為ですが、最近、写真撮影も僕にとってのアウトプット、表出ではないかと感じる事が増えてきました。もちろん技術力は文章に関しても写真に関しても全く自慢できるようなものではありません。しかし、僕が思うにアウトプットは僕を僕だと分かってもらうための唯一の手段であり、生活する上で必須な行為なのです。(少なくとも僕にとっては。)食事をするのがいくら下手でも食事をしなければ死んでしまいます。僕にとって写真撮影と文章執筆は食事なのです。

と言いつつも僕はこれまでそれほど沢山の文章を書いたことがありません。最近では僕の稚拙な文章を喜んで読んでくれる、愛しき物好きがいるのでたまに筆を執ることはあるのですが、それまではほとんど文章を書いていませんでした。このブログを通して沢山の文章を書き、僕の4つ目の趣味へと昇華したいと思います。

このブログでは主に写真とそれに添えた文章の紹介、及び雑記を更新したいと思っています。
今後とも、どうかよろしくお願いします。